アクセルリスについて

アクセルリスは、優れた科学技術を通して研究開発の生産性向上を手助けします。

プレスリリース

アクセルリス、Materials Studio Collection for Pipeline Pilotを発表

~材料特性の予測分析ワークフローにより科学技術革新の可能性が劇的に拡大~

サイエンティフィック・ビジネス・インテリジェンス(SBI)を実現するソフトウェアとサービスを提供する世界的リーダー企業であるアクセルリス社(Accelrys, Inc. 本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、NASDAQ:ACCL/日本法人:東京都港区 代表者:ジェームス・シン、以下アクセルリス)は本日、「Materials Studio Collection for Pipeline Pilot™」を発表しました。

この新しい製品は、科学的な研究開発を手がける企業が、材料特性の予測分析を自社の科学ワークフローにシームレスに統合できる世界初のソフトウェアソリューションとなります。Materials Studio Collectionをアクセルリスのサイエンティフィック・インフォマティクス・プラットフォームである「Pipeline Pilot™」に組み込むことで、同社の「Materials Studio®」に搭載されている材料のモデリングとシミュレーションのための様々なツールを連携利用することができるようになり、科学企業の生産性を全社規模で劇的に高めることができます。

「ガートナー社が実施した最近の調査によると、約8割の企業では既存の技術に比べて予測分析に対するニーズが高まってきています」とアクセルリスの上級副社長兼CSO(Chief Science Officer)であるFrank Brown博士は語っています。「その一方、高度な予測モデルの作成に必要な専門知識は不足しており、組織は専門知識を蓄えるためのより優れた方法を必要としています。Materials Studio Collectionを利用すると、科学的な研究開発を行う組織が抱えるこうした問題を、モデル作成の専門家が持つスキルを効果的に活用することによって解決し、研究結果を他の研究者に広く公開することが可能になります。

Materials Studio Collectionを使用した予測分析は、材料発見のプロセスにおける合理的アプローチを実現し、研究者の生産性を高めます。これにより、科学者は費用のかさむ不要な実験にばかり時間を取られずに済むようになり、より多くの時間を技術革新に割くことができます。試行錯誤によるアプローチに比べ、予測モデルを使用すると、研究者は多様な化合物の候補を仮想的に検索し、要件に合わないものを特定して、最も有望な対象へとすばやく検索範囲を絞り込むことができます。Accelrys Materials StudioをAccelrys Pipeline Pilotプラットフォームに組み込むと、自動化した科学ワークフローで材料領域におけるベストプラクティスを把握できるようになるとともに、人為ミスを防ぎ、コラボレーションを強化し、生産性と研究の成功率を高めることができます。

「Materials Studio Collectionで作成したiCatDesignプロジェクト用のPipeline Pilotプロトコルのおかげで、時間を大幅に節約できました」とジョンソン・マッセイ社の研究科学者であるMisbah Sarwar博士は述べています。「どのような材料についても、吸収エネルギーと偏析エネルギーの計算やグラフの作成には、手作業の場合ほぼ1日かかりますが、このプロトコルを使えばわずか数秒で済みます。電極電位プロトコルについては、単一の電位における任意の材料グループデータをプロットする作業が非常に複雑であり、自由エネルギーのプロファイルがポテンシャル関数としてどのように変化するかを調べるにはさらに時間かかるため、節約できる時間はさらに大きなものとなります。自由エネルギーのプロトコルでは少なくとも2日分の作業時間を節約でき、人為ミスも減らせます。」 *

Materials Studio Collectionを使用すると、研究者は触媒、電子機器、ポリマー、医薬品の発見と開発などの分野において、重要な物性の予測、分析機器のシミュレーション、材料の挙動状態の把握を簡単に行えます。材料分野の研究者が作業をシームレスに把握、自動化し、共有することができるようになったことにより、技術革新を迅速に進め、競争優位性を確保しやすくなりました。固形材料データ、コンピュータによるモデリング結果、レポート、分析機器のデータなど、多様なデータタイプを扱えるMaterials Studio Collection for Pipeline Pilotは、科学研究を担う企業にこれまでにない幅広い相乗効果をもたらすでしょう。さらに、予測分析技術などのサイエンティフィック・インフォマティクス・アプリケーションの開発、導入、統合を単一のプラットフォーム上で行えるため、情報科学関連のITコストも削減できます。

Materials Studio Collectionを先行利用している一部企業において、より迅速な材料の発見と最適化を支援するこのソリューションの実力が証明されています。その一例として、アクセルリスと三菱化学の科学者が共同で行った『リチウムイオン電池の寿命を延ばす添加剤の特定』が挙げられます。この研究結果は論文審査のある科学雑誌(M. Halls & K. Tasaki, 『Journal of Power Sources』, v 195, pp 1472-1478, 2010)で公開されており、膨大な分子のスクリーニングに対するこのアプローチの適合性を証明しています。また、アクセルリスの開発業務受託サービスチームは、ジョンソン・マッセイ社のiCatDesignプロジェクトなど、化学、一般消費財、自動車、航空宇宙業界の複数の顧客と緊密な共同作業を行っています。

Materials Studio Collection for Pipeline Pilotは、2010年6月末に製品版を公開予定です。
Materials Studio Collectionの詳細や、今後実施する Web セミナーへの申し込みについては、 http://accelrys.com/products/pipeline-pilot/component-collections/materials.html をご覧下さい。

* iCatDesignプロジェクトの資金の一部は技術戦略委員会(TSB: Technology Strategy Boardプロジェクト番号/5/MAT/6/I/H0379C)が出資しています。TSBは英国政府によって設立された産業界主導の非省庁公的機関であり、英国の産業界に貢献する技術とその革新につながる研究を援助促進し、あるいは開発することにより、経済の発展を促し、生活の質を高めることを目的としています。この機関はビジネス・イノベーション・職業技能省(BIS:Department for Business, Innovation and Skills)の後援を受けています。iCATDesignプロジェクトは、論文審査のある雑誌(Gavartin, et al., Electrochemical Society Transactions, v. 25, pp1335-1344, 2009)に発表されています。

 

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