プレスリリース
アクセルリスが、京都大学に分子シミュレーション・ソフトウェア・パッケージを大量導入
~大学の基礎研究力の強化を促進するだけでなく、京都大学発のソフトウェアが国内外の産学研究機関に広がる可能性も~
科学企業、研究機関向けの研究開発ソフトウェアおよびサービスを提供する世界的なリーダー企業であるアクセルリス株式会社 (Accelrys, Inc. 本社: 米国カリフォルニア州サンディエゴ、NASDAQ: ACCL/日本法人: 東京都千代田区 代表者:今野 ソクス 真生、以下アクセルリス) は、京都大学(総長:松本 紘)における研究支援環境整備の一環として、同大学化学研究所に分子モデリング・シミュレーション・ソフトウェアの大規模なサイトライセンスを納入いたしました。稼働時期は2012年1月を予定しています。
今回導入されたソフトウェアは、アクセルリスの統合型分子モデリング・シミュレーション・ ソフトウェア・パッケージである、「Discovery Studio」(ライフサイエンス向け)および「Materials Studio」(マテリアルサイエンス(材料科学)向け)の2 製品であり、京都大学 化学研究所内のスーパーコンピューターシステムに導入されます。同システムの利用登録をした京都大学の研究者は、吉田キャンパス、桂キャンパス、宇治キャンパスからアクセスし、ライセンス数無制限で利用することが可能となります。大学における研究開発向けにこれだけ大量の分子モデリング・シミュレーション・ソフトウェア・パッケージのライセンスが導入されるのは、国内外を問わず、非常に珍しいケースとなります。
昨今の研究過程においては、より深く研究対象を理解し、また効率よく研究を行うために、計算機上で事前にシミュレーションを行うことによって実験計画を検討したり、あるいは実験から得られた結果をコンピュータ・シミュレーションでより深く検討することが求められています。今回導入されるDiscovery Studio および Materials Studio は、幅広い範囲の計算アルゴリズムを使いやすいグラフィカル・ユーザー・インターフェースに統合化した分子モデリング・シミュレーション・ソフトウェア・パッケージであり、国内外の製薬・材料科学メーカー、大学等研究機関において、シミュレーションの専門家はもとより実験研究者にも幅広く利用されています。
また今回の導入では、アクセルリスのオープンな研究情報プラットフォームソフトウェアである Pipeline Pilot が一部機能を限定して提供されます。Pipeline Pilot はコンポーネント化された各種解析ツールを自由自在に組み合わせて利用することができ、ほとんどの主要な製薬企業が創薬研究分野で導入しているソフトウェアです。今回提供されるソフトウェアを用いて研究者は自身が開発したソフトウェアを Pipeline Pilot のコンポーネント化、公開することによって、世界中の製薬企業、研究機関の研究者に簡単に活用してもらうことができるようになります。
京都大学 化学研究所 バイオインフォマティクスセンター 准教授 五斗 進(ごとうすすむ)氏は、次のように語っています。「バイオインフォマティクスセンターでは、これまで複雑な生命現象をコンピューターのパワーを用いて解析するための、先進的な研究を行ってきました。今回の導入により本学の研究者が分子レベルの解析を行うシミュレーション・ソフトウェア・パッケージを利用できる環境を整えることで、各人が理論計算で短時間かつ大量に自らの研究を確認することが出来るようになります。その結果、研究者がより深く考察を深めることができ、研究の質の向上に寄与できるものと期待しています。アクセルリスのモデリングとシミュレーションのためのアプリケーション・パッケージは、ひとつひとつの機能が優れているばかりでなく、計算科学の専門家でなくても容易に使いこなすことができる点を高く評価しています。今後、この整備された研究環境が、新進気鋭の研究者たちのイノベーションに大いに貢献することでしょう。」
導入にあたっては、ダイキン工業株式会社および日本SGI 株式会社がシステムインテグレーションおよび導入サポートを実施いたします。アクセルリスでは、今後もさらに理工系教育機関に対する研究開発向けソフトウェアの利用促進を強化してまいります。
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